手縫いで子供服を作り始めた頃の話
なぜ手縫い?
以前はミシンも持っていたんですよ。ただし1万円強の安いミシンだったので、入園グッズを作る直前に壊れました。そしてお昼寝用の布団カバーすらも仕方なく手縫いで作る羽目になりました。苦笑
ところが! 手縫いでも思っていたより楽だと気づきまして、それからずっと手縫いオンリーです。
ミシンの方が早いのは承知しているのですが、狭い家でいちいちミシンを出したりしまったりするのが面倒くさい、音がうるさい、子供がいると危ない、などなどの難点があるのです。ミシンを出しっぱなしにしておける趣味部屋がある人がうらやましい!
手縫いは、場所を取らず、出したりしまったりするのが簡単で、静かで、ミシンほど危なくありません。縫いかけを巾着袋に入れておき、会社の昼休みに縫ったりもしています。
(道具の少なさの点で、昼休みは編み物をする方が多いですけどね。)
手縫いの参考書
いざ手縫いで服を作ろうとしたものの、ミシン用の型紙を流用していいものか? 布端の処理はどうするのか? がわかりませんでした。手縫いでもジグザグミシンに似た「まつり縫い」という方法がありますが、時間も糸もたくさん使うため、できれば避けたい手法です。
そこで参考書を買いました。手縫いの場合は場所によって布端の始末方法が違うことがわかりました。「三つ折り」「折り伏せ縫い」「袋縫い」「裏布をつける」などです。ほかにも、通常の並縫いと、強度を高める返し縫いの使い分けなどが説明されていました。
- 作者:高橋 恵美子
- 発売日: 2011/07/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
(この著者さんは手縫いを広めようとしている方で、大人用の服の本もたくさん出されていますね。)
縫い方がわかったのでまずは、当時まだお漏らしをしていた娘のために、汚れてもいいような登園ズボンを何枚か縫いました。
裏側も布端が出ないので、洗濯機&乾燥機で雑に扱ってもほつれませんでした。(返し縫い糸の裏面が見えてしまっているのは、当時の私の下手っぴさですw)
ヘビロテしても股下に穴が空かないので感動しました(以前自己流でズボンを縫った時はここに空いた穴からパンツが見えていました…)。
(2020年10月追記:このズボンは今でも下の子がパジャマに着ています。耐久度すごっ。)
せっかくなので手縫いの基礎本も買ってみました。基本的な縫い方の解説に加え、小物や服の作り方も載っています。眺めているだけでもゆったりとした幸せを感じますネ。
- 作者:高橋恵美子
- 発売日: 2012/06/29
- メディア: 大型本
そんな感じで私の手縫い生活は始まりました。