スキマジカン手芸

趣味部屋なんて無くても大丈夫。ちょっとした隙間時間に、手編み&手縫いをするブログです。編みかけ、縫いかけグッズはきんちゃく袋にまとめておけば、すぐに続きを始められます。

手縫いで保育園準備

年次の途中ですが、下の子が保育園に入所しました。入園開始日の5日前に合格連絡が来て、2日前に面談(持ち物などの通達)がありました。

これらの持ち物を2日で準備するのは無理なんじゃないかしら(笑)

とはいえ上の子も通った道なので、合格連絡があったその日から一番大きい布団カバー縫い始めておきました。手縫いです。

手縫い歴を積んだおかげで、3年前の上の子の布団カバーと比べて明らかに上達しています!縫い目がきれい。それに上の子の布団カバーは縫い目から布が裂けて何度かつくろいましたが、新しい布団カバーはとても丈夫そう。

表布のつぎはぎ(面積が足りなかったのでw)には折り伏せ縫い、二枚の布を合わせている三辺は袋縫い、ボタンホックを止めている一辺は割り伏せ縫いをしています。

ボタンホックのところは二枚の布が重なるように、片面だけ三つ折り幅を狭くしました。浴衣で似たような三つ折りずらしをやった気がします。

(でも行き当たりばったりで一枚布にボタンを止めてしまったので、耐久性が気になります…)

布はこちらのお店でだいたい300〜400円/mで買ってあったものを流用。

しかし材料費と手間を考えた場合、オーダーメイドした方がコスパがいいかもしれませんね。

巾着袋や上履き袋はすべて裏布付きで縫いました。手縫いだと布端にジグザグミシンをかけられないので、裏布をつけてしまうのが一番簡単だと思います。

(写真は上の子のなのですでに毛玉がw)

自由サイズで裏布付きの袋を縫う方法は、こういったサイトが参考になります。

ほかの園児用小物は、ミシン向けですがこちらのサイトがかわいくて参考になります。

手縫いは嫌いじゃありませんが、もう布団カバーは縫いたくないな…(笑)

既製品スカートのアレンジ

我が家の娘も、着るものの好みがうるさくなってきました(笑)

ということで、もらったのに気に入らなかったスカートにレースをつけてみました。

レースは1m200円のセール品を2種類買ってあったのですが、なんとスカートの裾の外周が1.5mもあったため、後ろは違うタイプのレースが連結されています。でもそういうところは子供は気にしないみたいですね。

娘が保育園のクリスマスのプレゼント交換でもらった手作りの手提げ袋も、大人から見たらミシンがガタガタ&布端がはみ出ててなかなかのデキだったのですが、ピンク生地の組み合わせだったので大のお気に入りになっていました。

子供にとって、手作り品の上手下手ってあんまり関係なさそうです。求められているのはセンスなんですかねー。minneやinstagramを見るとみなさんセンスがあって羨ましいです。私も目を肥やしてがんばろう…

ちなみに上記スカートは、リボンも付けてくれと追加注文を受けております…

一週間で反物から子供の浴衣を縫う

甚平にときめかない

先日、娘の保育園のお祭り用に甚平を縫いました(その時の記事)。そして保育園デビューするよりも前に部屋着にしたり地元のお祭りで着ていたのですが、やっぱりなんだか微妙!(笑)華やかさが足りないし、ボーイッシュすぎます。

(乾燥機のせいでちょっと縮んでます。笑)

それじゃあ浴衣を縫おう!!…と思い立ち、

反物と兵児帯を購入

甚平の布を買ったときにお世話になった手芸のナカムラは洋服生地(訳ありカット済み)が2m700円くらいで買えるので、浴衣用には2枚必要です。つまり1500円。でもせっかくなら反物で作りたいので反物を探しました。ところが幅30〜40cmの反物になるとかなりの長さが必要なので、生地代が一気に上がります。反物って高いです。

そして見つけた反物がこれ。訳あり・練習用、と書かれています(笑)
このお店は一万円でお仕立て(ミシンor手縫い)もしてくれるみたいですよ。


これひとつ(一反≒12m)で子供用の浴衣が2着作れるようなので、一着分1500円。まずまずの値段ですが、子供柄などめぼしい柄はほとんど売り切れてしまっていました。

消去法で選んだのがこれ。日焼けやかすれがあって確かに「訳あり」ですが、どうせ子供が着るし、無問題。

生地3000円(二着分)、兵児帯800円、送料700円ってところです。兵児帯たかっ。訳ありのくせに…(笑)。でも張りがあっていい感じでした(下に着画があります)。

和裁の教科書

クライ・ムキさんの本で甚平を作ったあと、本屋でふと見かけたこの本を買ってしまいました。なかなか分厚いです。この本を持っていたというのも、洋服生地ではなくて反物を買うきっかけになりました。

新しい和裁全書―基礎から大裁ち・綿入れまで

新しい和裁全書―基礎から大裁ち・綿入れまで

もちろんオール手縫いの指南書です。

1日目:布が到着し、裁断

裁断と言っても、身丈に合わせて反物を縦横にカットするだけです。ミシンで作る浴衣のようなカーブも、斜めの切り口すらありません。

2日目:元禄袖とおくみを縫う

三つ折りの縫い代が8mmしかないので、折ると4mm!手縫いなので細かい作業ができるのでこの幅なんですねー。しかも縫い目が表に出ないような縫い方が多く取り入れられています。

3日目:襟を身頃に付ける

身頃が四角く裁断されているため、結構な量の布端が襟の中に包まれます。襟がしっかりと自立するようになりました。浴衣を解けばまた直線の布地に戻るっていうのがいいですね。そうして袋物なり布巾なりに使い回すのですね。

4日目:終日外出

5日目:身頃の脇と裾を縫い、共襟(二重にして汚れたら取り替える部分)を付ける

6日目:袖を身頃に付ける

7日目:腰上げと肩上げをして完成

肩上げは甚平でもやったのでスムーズにできましたが、腰上げが案外難しかったです。縫う距離が長い上に、扇のように広がった裾が合わせにくく、さらに上になる方の前身頃で上手くタックを寄せて折り目が水平になるようにしないといけないとか…。

完成

よかった、間に合った!保育園のお祭りは2日後です。


(下に着ている赤いシャツが透けています。)

和裁未経験でも、やればできるもんですね。

おまけ

余った反物でもう一着子供の浴衣を作るより、自分のワンピースはどうだろう…と思いまして。ノースリーブ状態の子供浴衣を着てみたところ。

うーーーん、アリかな、ナシかな。着物や反物の洋装リメイク本はいろいろ見かけるので縫えるとは思うのですが、この柄、果たして着るだろうか…。

フリーハンドでサマードレスを縫いました

私はとても大雑把なので、料理では大さじ小さじが適当だし、編み物ではゲージを勘で決めるし、縫い物では出来る限り線を引いたり待ち針を使いたくないと思っています。もちろん丁寧に縫いたい気分の時もあるのですが、こう暑くてベタベタすると丁寧にやっていられない。でも作りたい衝動からは逃げられない。

というわけで、フリーハンドで子供用のサマードレスを縫いました。全て直線断ちなので、布を切る時も縫う時も適当でできちゃいました。

参考にしたのはこちらのサイト。
http://sew-ing.com/summer.html

余っていたダブルガーゼの布(110cm×1mくらい)を娘の体に合わせながらほぼ使い切りました。余り布で飾りリボンでも作れば完璧でしたね(笑)

手縫いならではの縫い方はこんな感じです。

布端を包み込む紐の作り方はこうです。

紐の作り方はクライ・ムキさんのこちらの書籍で知りました。

クライ・ムキのキッズじんべいとゆかた+ベビー (Heart Warming Life Series Kurai Muk)

クライ・ムキのキッズじんべいとゆかた+ベビー (Heart Warming Life Series Kurai Muk)

ゴムは見頃上部だけに入っているので、見頃も涼しいと思います。

見頃全てにシャーリングを入れると、より既製品っぽくなりそうです。

フリルはスカート幅の2倍取りました。フリフリしてかわいいです。

布の柄がちょっと変っていうか、雑貨っぽいのが唯一の難点でした。

赤ちゃんの短肌着をTシャツにリメイク

息子は産後3ヶ月ほどで少しずつ首が座り始め、上体を起こしやすくなったために、短肌着の出番がほとんどなくなってしまいました。

短肌着ってテープ式の紙オムツと一緒で、いちいち結んだりするのが面倒ですよね。頭の上からタンクトップを着させる方が楽なのですが、まだきれいな短肌着を使わないのももったいないので、Tシャツ肌着にリメイクしました。家ならこれにオムツ一丁で良いでっしゃろ。

縫い代を外側にして、折り伏せ縫いもどき(端がほつれないので、縫い代を倒してもう一列ステッチをかけただけ)をしています。うちの子は揃って肌が丈夫そうなのですが、まあ念のため。

甚平とお揃いのしあわせ袋

以下の記事を参考に、しあわせ袋を縫いました。

四合わせ(幸せ)袋の作り方 ☆ほんわか桜色☆/ウェブリブログ

4枚の布を合わせていることから、四合わせ=幸せ袋と言うようです。

小ぶりでコロンとしていてかわいいです。
保育園の夏祭りで、小銭入れに使ってもらおうと思います。

型紙を厚紙で作りましたが、ちょっとサイズが小さかったので使わないかも…

クライ・ムキさんの甚平を手縫いで作ってみた

クライ・ムキさんの甚平を手縫いで作ってみる からの続きです。

クライ・ムキのキッズじんべいとゆかた+ベビー (Heart Warming Life Series Kurai Muk)

クライ・ムキのキッズじんべいとゆかた+ベビー (Heart Warming Life Series Kurai Muk)

完成しました!

改良点

本には「手縫いの場合、並縫いでも大丈夫です」と書いてありますが、オール並縫いではきっと、活発な子供の動きに耐えられないと思い、高橋さんの書籍から得た知識を活用しました。

いちばんよくわかる 新・手ぬいの基礎

いちばんよくわかる 新・手ぬいの基礎

  • 縫い始め、縫い終わりは返し縫い(ミシンと一緒)
  • 袖口や裾など、強度が不要な場所は並縫い
  • 布が4重以上の場所(縫い代同士が重なったところ)は返し縫い
  • 脇は数cm置きに返し縫い
  • ズボンは袋縫いではなく、折り伏せ縫い
  • ポケットの角など、クリティカルな場所は返し縫い

完成写真

上身頃。

両脇は割り伏せ縫いですが、引っ張ったときにやっぱり隙間ができちゃいます。ほんとは丈夫な折り伏せ縫いにしたかったのですが、袖の縫い代とうまくつなげる方法が分からず、断念しました。ま、脇が引っ張られることなんてそんなにないかな?…ないといいな。

ズボン。

前後の縫い目を折り伏せ縫いに変更するのを忘れ、指示通り袋縫いにしてしまいました。左右の縫い目は思い出して折り伏せ縫いにしましたが、袋縫い用の縫い代(1.5cm)しか取っていなかったので、若干狭くなってしまいました。折り伏せ縫いでは縫い代が2cm必要です。

一応丈夫な股ができたので、まあ良しとしましょう。

着画

110サイズ(5-6歳)を3歳女児が着ています。

肩上げしてもまだ余裕。数年着られそうですね。コスパ最高だわ…(笑)

作業時間

最初の型紙作り&布の裁断が一番大変でした。縫い始めればすぐです。作り始めてから2週間で完成しましたが、実際に作業していたのは数日です。それ以外の日は外出したり、別のものを作ったりしていました。ミシンならば1日あればできそうですね。

手縫いのいいところは、縫い目が柔らかいことと、サイズ直しがしやすいことです。授乳しながらでも縫えるのは大きな利点。

みなさんもぜひ手縫いでレッツトライ!