ズパゲッティバッグ
縫い物の記事ばかり書いておりますが、私の得意分野は縫い物よりも編み物なんです。セーターのような大物や、オリジナルパターンも編むことができます。ただ、この冬は珍しく編み物熱が控えめで、数点しか編みませんでした。
そのうちの一つが、ほぼやっつけで編んだこのズパゲッティバッグ。
ズパゲッティってご存知でしょうか。
Tシャツ生地のような太い毛糸のことで、この毛糸で作ったバッグ(既製品でも手作り品でも)が少し前に流行っていました(今もなのかな?)。
私の趣味ではなかったのと、実際リアルでこのバッグを持っている人を見かけたことがなかったので、ズパゲッティについては気に留めていなかったのですが、先日妹からこのズパゲッティバッグの編み方を教えて欲しいと依頼されました。
LINEで説明しましたが、理解したのかしていないのか…。
その数日後、実家から宅配されてきた妹のお下がりの服(妹は服をよく買うくせに着切れないので時々私にゆずってきます)の中にTシャツが何枚か入っていました。これは、私にズパゲッティバッグを編めということなのでしょうか…!
よろしい。
では趣味でないTシャツやサイズが合わないTシャツを切って毛糸を作りましょう。
しかし、ちょっと太めに切りすぎたのか、糸長が全然足りませんでした。仕方がないので小さめのズパゲッティバッグを試作。余ったTシャツでリボンをつけてかわいくしてあげたぞー、と写真を送りました。
ところが彼女はすでに自分でズパゲッティバッグを作っていました。しかもこれより数段まともなものを!
やっぱり材料をきちんと仕入れればそれなりのものが完成するんだなーと思いました。私が作った方は、Tシャツのタグの切れ端などが編み込まれていますしね(笑)
とはいえ娘がとても気に入ってしまったので、妹に却下されたのはこれ幸いでしたとさ。
会社の昼休みに子供のズボンを作りました。
会社の昼休みを利用して、息子の夏ズボンを作りました。
材料は100均の手拭いとウエストゴムだけです。
制作はめちゃくちゃ簡単でした。
- 自宅で布を切るのに2、3分
- 会社でズボンを縫うのに1時間弱(昼休みの半分×2日)
- 家に戻ってウエストゴムを通して完了
作り方はこちらです。
脇と股下の袋縫い指定のところは、折り伏せ抜いに変更しました(袋縫いだとカーブのところで釣ってしまうので…)。高橋恵美子さんのズボンよりお尻周りの布が少なめですが、動きに支障が出るほどではありませんでした。
手拭いがまだあるので夏に向けて量産しようと思います。
保育園着やパジャマにする予定です。
会社の昼休みに子供のワンピースを縫いました
会社の昼休みを利用して、娘のワンピースを縫いました。
スカートのシルエットが意外ときれいです。
型紙はこちらの本。
- 作者: 高橋恵美子
- 出版社/メーカー: 日東書院本社
- 発売日: 2011/07/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 1回
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このワンピースは一枚断ちではないんですけれどね(笑)
前後身頃で2枚でした。
普段110サイズの娘に120サイズで作ったので大きめです。 特に首回り。
そのためウエストを紐で縛っています。
まあでも何度か乾燥機にかけたら縮むでしょう。
型紙制作、布断ち、バイアステープ作りまでは家でやりました。
この辺は、一歳坊主がお昼寝をしている間に一気にやる必要があるのですが、週末は外出が多く抱っこ紐の中でお昼寝をすることが多いので、なかなかタイミングが合わない難関なのです。
バイアステープは、バイアステープメーカーと、アイロンではなくヘアアイロンで作りました。アイロンだと一歳坊主のお昼寝時を狙わないとできませんが、ヘアアイロンなら立ったままできます。
左手に布端を、右手にヘアアイロンを持って、髪をとかすようにシューっと下げるのです。
材料が用意できたらあとはチクチク縫うだけなので、会社の昼休みに少しずつ縫い進めます。脇と裾は袋縫いと三つ折りなので楽ちん。面倒なのは袖口と首回りのバイアス処理ですね…。
手縫いの服作りでバイアステープは頻繁に登場するのですが、裏面がまつり縫いになるのでちょっと時間がかかります。色合わせをちゃんとすれば服のアクセントになってかわいいんですけどね。今回は布の組み合わせをいいかげんにやって失敗しました(笑)
夏だから、水色と白の太めの縦ストライプなんかで作ったらとてもかわいいワンピースになったんじゃないかな、と思います。家にあった余り布から娘が選んだ布があんまりかわいくなくて……途中ちょっとだけモチベーションが落ちました。
ま、本人は気に入ったようなので良しとしましょう。
ブカブカなのに外へ着ていかれました。
トランポリンで酷使までされる始末。
早速焼肉のシミもつきましたとさ…(あるある)
手縫いで保育園準備
年次の途中ですが、下の子が保育園に入所しました。入園開始日の5日前に合格連絡が来て、2日前に面談(持ち物などの通達)がありました。
これらの持ち物を2日で準備するのは無理なんじゃないかしら(笑)
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とはいえ上の子も通った道なので、合格連絡があったその日から一番大きい布団カバーを縫い始めておきました。手縫いです。
手縫い歴を積んだおかげで、3年前の上の子の布団カバーと比べて明らかに上達しています!縫い目がきれい。それに上の子の布団カバーは縫い目から布が裂けて何度かつくろいましたが、新しい布団カバーはとても丈夫そう。
表布のつぎはぎ(面積が足りなかったのでw)には折り伏せ縫い、二枚の布を合わせている三辺は袋縫い、ボタンホックを止めている一辺は割り伏せ縫いをしています。
ボタンホックのところは二枚の布が重なるように、片面だけ三つ折り幅を狭くしました。浴衣で似たような三つ折りずらしをやった気がします。
(でも行き当たりばったりで一枚布にボタンを止めてしまったので、耐久性が気になります…)
布はこちらのお店でだいたい300〜400円/mで買ってあったものを流用。
しかし材料費と手間を考えた場合、オーダーメイドした方がコスパがいいかもしれませんね。
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巾着袋や上履き袋はすべて裏布付きで縫いました。手縫いだと布端にジグザグミシンをかけられないので、裏布をつけてしまうのが一番簡単だと思います。
(写真は上の子のなのですでに毛玉がw)
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自由サイズで裏布付きの袋を縫う方法は、こういったサイトが参考になります。
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ほかの園児用小物は、ミシン向けですがこちらのサイトがかわいくて参考になります。
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手縫いは嫌いじゃありませんが、もう布団カバーは縫いたくないな…(笑)
既製品スカートのアレンジ
我が家の娘も、着るものの好みがうるさくなってきました(笑)
ということで、もらったのに気に入らなかったスカートにレースをつけてみました。
レースは1m200円のセール品を2種類買ってあったのですが、なんとスカートの裾の外周が1.5mもあったため、後ろは違うタイプのレースが連結されています。でもそういうところは子供は気にしないみたいですね。
娘が保育園のクリスマスのプレゼント交換でもらった手作りの手提げ袋も、大人から見たらミシンがガタガタ&布端がはみ出ててなかなかのデキだったのですが、ピンク生地の組み合わせだったので大のお気に入りになっていました。
子供にとって、手作り品の上手下手ってあんまり関係なさそうです。求められているのはセンスなんですかねー。minneやinstagramを見るとみなさんセンスがあって羨ましいです。私も目を肥やしてがんばろう…
ちなみに上記スカートは、リボンも付けてくれと追加注文を受けております…
一週間で反物から子供の浴衣を縫う
甚平にときめかない
先日、娘の保育園のお祭り用に甚平を縫いました(その時の記事)。そして保育園デビューするよりも前に部屋着にしたり地元のお祭りで着ていたのですが、やっぱりなんだか微妙!(笑)華やかさが足りないし、ボーイッシュすぎます。
それじゃあ浴衣を縫おう!!…と思い立ち、
反物と兵児帯を購入
甚平の布を買ったときにお世話になった手芸のナカムラは洋服生地(訳ありカット済み)が2m700円くらいで買えるので、浴衣用には2枚必要です。つまり1500円。でもせっかくなら反物で作りたいので反物を探しました。ところが幅30〜40cmの反物になるとかなりの長さが必要なので、生地代が一気に上がります。反物って高いです。
そして見つけた反物がこれ。訳あり・練習用、と書かれています(笑)
このお店は一万円でお仕立て(ミシンor手縫い)もしてくれるみたいですよ。
【訳あり/反物 女物注染浴衣 本耳 本染め】日本製 夏 女物 盆踊り デート 花火大会 ゆかた 別誂え 別注 女物浴衣 女浴衣 |
これひとつ(一反≒12m)で子供用の浴衣が2着作れるようなので、一着分1500円。まずまずの値段ですが、子供柄などめぼしい柄はほとんど売り切れてしまっていました。
消去法で選んだのがこれ。日焼けやかすれがあって確かに「訳あり」ですが、どうせ子供が着るし、無問題。
生地3000円(二着分)、兵児帯800円、送料700円ってところです。兵児帯たかっ。訳ありのくせに…(笑)。でも張りがあっていい感じでした(下に着画があります)。
和裁の教科書
クライ・ムキさんの本で甚平を作ったあと、本屋でふと見かけたこの本を買ってしまいました。なかなか分厚いです。この本を持っていたというのも、洋服生地ではなくて反物を買うきっかけになりました。
- 作者: 滝沢ヒロ子
- 出版社/メーカー: 永岡書店
- 発売日: 1990/02
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 5回
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もちろんオール手縫いの指南書です。
1日目:布が到着し、裁断
裁断と言っても、身丈に合わせて反物を縦横にカットするだけです。ミシンで作る浴衣のようなカーブも、斜めの切り口すらありません。
2日目:元禄袖とおくみを縫う
三つ折りの縫い代が8mmしかないので、折ると4mm!手縫いなので細かい作業ができるのでこの幅なんですねー。しかも縫い目が表に出ないような縫い方が多く取り入れられています。
3日目:襟を身頃に付ける
身頃が四角く裁断されているため、結構な量の布端が襟の中に包まれます。襟がしっかりと自立するようになりました。浴衣を解けばまた直線の布地に戻るっていうのがいいですね。そうして袋物なり布巾なりに使い回すのですね。
4日目:終日外出
5日目:身頃の脇と裾を縫い、共襟(二重にして汚れたら取り替える部分)を付ける
6日目:袖を身頃に付ける
7日目:腰上げと肩上げをして完成
肩上げは甚平でもやったのでスムーズにできましたが、腰上げが案外難しかったです。縫う距離が長い上に、扇のように広がった裾が合わせにくく、さらに上になる方の前身頃で上手くタックを寄せて折り目が水平になるようにしないといけないとか…。
完成
よかった、間に合った!保育園のお祭りは2日後です。
和裁未経験でも、やればできるもんですね。
おまけ
余った反物でもう一着子供の浴衣を作るより、自分のワンピースはどうだろう…と思いまして。ノースリーブ状態の子供浴衣を着てみたところ。
うーーーん、アリかな、ナシかな。着物や反物の洋装リメイク本はいろいろ見かけるので縫えるとは思うのですが、この柄、果たして着るだろうか…。